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定期検診時、1ヵ月ぶりに見るエコーを楽しみに、
ワクワクしながら中待合室で待っていた所
深い事情のある親子が看護師さんと話していた。

 娘は未成年ぽい。がっちりした体格で、茶髪を頭のてっぺんで結び、ジャージ姿。
 母は、酒焼けのようなダミ声の方。

堕胎のための診察に来てる方達だった。


産婦人科は産むだけの所じゃないので、そういうのもあるわな、と
複雑ながらも思いつつ
お話しが丸聞こえなので、ついつい聞き入ってしまった。


娘の相手は、20歳の男性。
最近娘が太ったので調べたら、妊娠判明。
しかし男性にうざがられたのか、段々連絡もつきにくくなっているらしい。
男性の親とも話し合ったが、やはり結婚反対。
それで堕胎がしたいが、看護師さんに「それ位になってると、母体が危険ですね」
と言われていたので、多分9週以降なんだろう。
9週は、流産の恐れが無くなって、私が喜んで母子手帳を取りに行った頃だ。


看護師さんも去り、中待合室では、私とその母子だけになる。
その間、母がずっとブツブツ呟く。
 「・・・どうしよう・・・困ったなぁ・・・ダメだって言われたらどうしよう・・・困った・・・」
一方、娘の方はあっけらかんとしてて、なるようにしかならないと思っているような印象の子。
母に何か問いかけられた時だけ、軽い返事をしていた。

母も大変らしく、睡眠不足らしいし、
それぞれ家庭の事情もあるだろうし、未婚の母になれば当然大変で心配だろうけど、
そりゃないんじゃないかと、呟きを聞きながら私は思った。
その呟きは、心の中で思っても、娘+おなかの赤ちゃんの前で言う言葉ではない。
堕胎も可哀相なことだけど、もし産むことになった場合どうするんだろう。
母は赤ちゃんを愛せるんだろうか。娘は母の言葉を聞いてどう思っただろうか。
他人のことながら、色々考えてしまった。



赤ちゃんが出来ると困る人もいる。
欲しくて不妊治療しても中々授からない人もいる。

色々あるんだなぁ

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消防士の嫁
2001年流産、2007年再び流産
2010年に女の子を出産
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